2013年10月27日日曜日

いくつかのITセミナーに関する minority report

CEATECやITpro Expoではクラウドのサーバ技術を学んだので、
それに対抗すべくオンプレミスのサーバ技術などについての
セミナーに参加した記録

ちなみに、on-premises(オンプレミス) とは情報システムを自社運用することである。


企業競争力をアップさせるICT基盤への進化 
~事例に学ぶ UNIXサーバ SPARC M10による新たな価値の創造~


戦利品のストラップはデジカメにつけて首から下げられるようにしてみた...

キーワードはモダナイゼーションからイノベーションへ
ためになる情報として、大量のデータを有効活用し、最適化された経営判断を
行う必要がある。また、限りある資源で、どこに注力して事業を進めるのかを
明確にすること、とあった。
そして、基幹システムでの導入事例の紹介があった。
あと、このサーバはLINUXではなく、UNIXを使っているところが大きな特徴らしい。 


Zynq-7000 All Programmable  SoC セミナ 2013



 このチップの説明で覚えているのは
 ARM, 28nm, 2コア, OpenCV代替事例

 一日がかりのセミナーは昼飯付きで
 オトク感がある。
 勉強にもなるし...



協賛各社のブースで、デバッガの出展が印象に残った。
リアルタイムでマルチコアの同時デバッグとか、普通にスゴくないだろうか...
欲しいなICE、一家に一台! (違うか、(-_-;))

あと、画像処理のデモを見たが、合成が不自然だったり、画像がコマ送りみたいに
なっているのがあった。鋭意製作中とのこと、これからに期待がかかる。(^^)
 

Windows プログラミング編 – ASP.NET MVC




スタンプラリーという、にくい演出で
他のセミナーへの参加を促すのだ(^_^;)

都合を付けて、全部埋めたくなる衝動に
駆られる...
 

ASP.NET におけるWebアプリケーションの開発で、新しいMVC
 (Model – View – Controller )パターンによる開発フレームワークも
提供されているという。
ASP.NET MVC でWeb Formとは異なるプロジェクト構造、
異なるコントロールの利用法、そして新しいビューエンジンであるRazorなど、
新しい要素が取り入れられたのだとか。
本セミナーで、ASP.NET MVCフレームワークの基礎と簡単なアプリケーションの
構築、そしてRazorビューエンジンを利用したViewのカスタマイズについて学ぶ。

C#を独学で少し勉強した程度、Windowsの開発業務は経験がないが、
知っておくに越したことはないと思い参加。
非常に分かりやすく、ためにはなったのだが、家で復習するには
環境が異なるので簡単にはいかず断念気味(>_<)
あと、Visual Studio Ultimateが自宅にあったら凄いわな...


HP Scale-Out Solution Day 2013
~無限大の可能性を切り拓く!

超スケールアウトソリューション最前線~


おもしろかったのが、 このHPの焼き印ドラヤキではないだろうか。(^_^;)
コンピュータメーカーと和菓子の異色コラボ...

それは冗談で、サーバラック2Uのサイズで、一枚一枚がサーバとなるカートリッジを
45枚も挿せ、消費電力と省スペースを実現するという発想は驚きだ。
結構ギッチリ詰まっている感があるのだが、冷却にも全く問題ないというのだから
技術の進歩には本当に驚かされる。これでSoftware defined server の具現化だとか。

また、一方でスケールアップを追及した8プロセッサー80コア、4TBのメモリ
16PCI-Expressというモンスターマシンも展示されており、こちらも興味深いところだった。
ただ流石に、CPUのホットプラグというところは技術的に難しく実現できていないとのこと。

あとベンチマーク詳細が分かっていないのだが、AMD社の公演であった
APU(Accelerated Processing Unit) CPU+GPUの統合が目新しいと感じた。

同じ画像処理の話しで、先ほどのカートリッジサーバが1枚で4サーバになって
さらに、DSPもつきますというスゴイ検討機?らしきものも見た。(撮影禁止)
こちらもベンチマークについて尋ねるも、今はデータなしのとこと。今後に期待(^^) 

それにしても、スケールアウトってちっともいい意味に聞こえないのは
私だけ...


総評
SoC、今はマルチコアが当たり前、画像処理なんかも載ったりして
小型、多機能、低消費電力、ますます発展していくので要注目といったところか。

サーバ導入まずは、クラウドとオンプレミスどっちでいくかを
検討するところが第一歩なのか?と思った。

2013年10月21日月曜日

C++ コピーコンストラクタ その1

なんだか怪しいフレーズが飛び出してきました(^_^;)
コピーコンストラクタとは、オブジェクトの生成時に初期化を行う場合に呼び出されます。
あるオブジェクトを生成するとき、既にあるオブジェクトの内容で初期化したい、という
状況があったとします。まさに、このときがコピーコンストラクタの出番になります。
したがって、コピーコンストラクタは引数に初期化元のオブジェクトを受け取ります。^^
では、例をみていきます。

Person psn1;             //Personクラスのオブジェクトpsn1を生成
        :
Person psn2(psn1);    //Personクラスのオブジェクトpsn2を生成
                               //ただし、内容はpsn1で初期化する

ここではpsn2の生成時に、コピーコンストラクタが呼ばれます。
初期化するオブジェクトと同じクラスのオブジェクトであることに注意してください。

別の記述方法として、この様に書くこともできます。

Person psn2 = psn1;    //Person psn2(psn1); と同じようにコピーコンストラクタが呼ばれます。

なお、既にあるオブジェクトに別のオブジェクトを代入する場合は、コピーコンストラクタではなく
operator=() というメンバ関数を呼び出します。 operator=()関数は後述します。(^_^;)

Person psn1;    //Personクラスのオブジェクトpsn1を生成する
Person psn3;    //Personクラスのオブジェクトpsn3を生成する
psn3 = psn1;    //psn1をpsn3に代入する

なんだかごっちゃになってしまいそうですが、要注意です。
初期化と代入は、別だということを理解し、しっかりと区別してください。

コピーコンストラクタの宣言と定義する例
コピーコンストラクタの引数の型は、自分のクラスと同じになります。
また、const形式の参照にします。
        :
class Person {
public:
    Person();
    Person(const Person &psn);    //コピーコンストラクタの宣言
    ~Person() {
        if (m_pName != NULL) {
            delete [] m_pName;
            m_pName = NULL;
        }
    }
private:
    char *m_strName;
};
        :
//コピーコンストラクタの定義
Person::Person(const Person &psn)
{
    //メモリの確保
    //このサンプルでは人名は終端のNULL文字を含め32文字までと決めている
    m_strName = new(std::nothrow) char[strnlen(psn.m_strName, 31) + 1];
  if (m_strName != NULL) {
        //メンバ変数(人名)のコピー する
        strncpy(m_strName, psn.m_strName, strnlen(psn.m_pName, 32));
    }
}
        :
このように、メモリを確保する必要があれは、それを記述しなければなりません(^_^;)
これは、何気ないところですが要注意ポイントです。

なお、コピーコンストラクタを記述しない場合は、デフォルトのコピーコンストラクタが
用意されます。

次回の記事は、要注意ポイントと関連してコピーコンストラクタが必要な場合についてです。

今日の名言
失敗は、ある意味では成功に向かう本街道である。どこが間違っているかわかるたびに
真実とは何であるかを熱心に追求するようになる。そして新しい経験をするたびに、何らか
の誤りが明るみに出てくるから、その後は心して失敗を避けるようになる。
                                     ジョン・キーツ

苦難に勝る教育なし。
                                     ベンジャミン・ディズレーリ

困難にあって倒れるようでは、汝の力はまだ弱い。
                                     旧約聖書の格言

人生でもっとも大切な事は利益を活用する事ではない。それなら馬鹿にだってできる。
真に重要な事は損失から利益を生み出すことだ。このためには明晰な頭脳が必要になる。
そして、ここが分別ある人と馬鹿者との分かれ道になる。
                                     ウィリアム・ボリソー

2013年10月16日水曜日

Windows Azure 概要 minority report

続 セミナー、展示会参加強化月間につき

ITpro expoでAmazonのクラウドサービスを散々みてきたので

今度はMicrosoftのクラウドサービスをみてみる。

というわけで、10/15(火) 19:00 Microsoft 品川本社へ潜入(笑)


台風が近づいているということので、駆け足で終了したセミナーの

ツルっツルの上質そうな紙の資料をさらっと紹介する。

ただし、まさかの筆記用具忘れでメモが取れなかった関係上
間違っているところがあるかもしれない。(^_^;)




若いビルゲイツ...(笑)

もはや、全ての家庭どころか一人一台といってもいいかもしれない。







そして時や場所、機器を選ばす、何でも
ネットワークに繋がる時代が到来した。










デバイスは今後10年ぐらいの間にさらに
急激に増加すると見込まれている。








個人的には目新しかった言葉 geo-redundancy
要は離れたデータセンタ間でもレプリケーション
します、ということらしい。

この場合は、都合6個ということか!?そんなに
あったらまずデータ消失することはないだろう。



 今回一番の衝撃だったのが、この一枚

Microsoftは3より小さいではなく、
Microsoft Open Source Love なんだそうだ。

一昔前なら全てMicrosoft謹製のモノで開発を
行わざるを得ないというイメージがあったが
今では、いろんな所で使えるようにしましょう、
という具合に方針転換したらしい。

何と素晴らしい取り組みか。
笑い話としては、あんなに仲の悪かったORACLEと提携したことだとか。




近頃は、aaSが付き過ぎじゃないだろうか...
何が何だか分からなくなってくる一枚







IaaS(Infrastructure as a Service) 今回イァースと言っているように聞こえた
もの凄くざっくり言うと、開発者側が自分の好きな仮想OSを載せて使うことらしい。

PaaS(Platform as a Service)パース
もの凄くざっくり言うと、開発者側が自分の好きなアプリを載せて使うことらしい。

SaaS(Software as a Service)サース
こちらはユーザ側が必要なサービスを使えるようにすることだ。

Azureでは、IaaS, PaaSを提供しており、ミックスしたのもあるようなことを
言っていた気がする。





で、できることはこんなにある、らしい。








Webサイトを作るデモはチラ見できたが、
ずいぶん簡単にコンテンツをアップしていた。

Windowsの機嫌が悪く!?モタモタしてはいたが。

繋げば、FTP, Visual StudioのDeploy, Gitとかで
いろいろアップロードできますと言っていた。





データベースは結構フェールオーバ
するんですよ~との話があった一枚。







一番熱が入ったプレゼンだった気がする一枚

例として自宅からActive Directoryにアクセス
すると、認証部分は自社のサーバにアクセス
して行い、あとはクラウド上のアプリを使って
仕事できます、シングルサインオンでということを
言っていた気がする。(多分)






 要は買ってください、のまとめ。







総評
台風接近の関係で、デモがかなり端折られたのが実に残念だ。(>_<)
しかし、Microsoft陣営もAmazonに負けず劣らずのいいサービスを提供していると理解。
また、Windows Azure最新情報は引き続きウォッチしていく必要性を感じた。



オマケ
ドリンクはご自由にどうぞという、太っ腹ぶり(笑)














あと、セミナールームは31階(驚)という、高層からのどうでもいい写真


2013年10月14日月曜日

ITpro EXPO 2013 minority report

セミナー、展示会参加強化月間につき

10月9日(水) ~ 10月11日(金)  ITpro EXPO@東京ビッグサイト

新しさに触れたが、まだ答えは見つけていない、の記録












 
このイベントは一言で表現すると

御社の問題解決に、ぜひぜひ我社のITをご検討いただけませんか?の会

である。

そして、クラウドでAWS活用というのが、いろいろなところで言われていた気がする。

世の中には3文字の略語がたくさんあるものだ。

AWSとは? Amazon Web Services のことのようだ。

曰く、クラウド上のサーバを必要な時に必要な数だけ貸してくれるので、

オンプレミスのインフラ構築より、断然オトク!に

自社サービスを展開できるメリットがあるらしい。

そんなわけで今、押さえておくべき旬なキーワードが次の3つである。
  • クラウド
  • ビッグデータ
  • SDN
これは、第3のプラットフォームとして、今後ますます注目されていくようだ。
クラウドはもうおなじみだが、他の2つを調べてみた。

ビッグデータ(ウィキペディア)

もはや従来のシステムでは扱うことが困難な程、巨大になってきているデータ。
MMORPGの一斉ログインやTwitterのバルス祭りも該当する。(笑)
これらの処理にクラウドのサービスを活用するというビジネスが必然の流れである。
ミニセミナーでは、ジョン・スノウの調査結果によるコレラ収束エピソードに紐付け
ビッグデータの活用を分かりやすく説明していた。


SDN(atmarkIT)

Software Defined Network といって、もちろんアイドルグループなどではない。
最後のNは、 他の文献をみると Networking となってたりもして、
Networking or Network の一体どっちやねん!
どうやら、ソフトウェアでネットワークインフラの一元管理を行うことらしい。
これまでは、サーバ追加一つにしてもネットワーク機器ごとの設定、物理構成を
変更していたので管理者はかなり大変だった。そこに仮想化も含めると尚更だ。
それが画面一つで、簡単に設定・変更できるというのだから、本当に驚きである。
まさにクラウド様様だ。

こうしてIT基盤が、クラウドへと進化していくパラダイムシフトの
真っ只中にいるのです、と力説していた。


その他に気になった語句
UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)
従来のBIOSに変わる、新しい基本プログラムのこと。
起動高速化、2TBを超えるHDDブート可能、等々いいことずくめのようだ。

MDM(Mobile Device Management)
セキュリティの観点から、スマホやタブレットの一元管理を行うこと。

NIer(Network Integrator)
通信ネットワーク構築から運用、保守までを一括して請け負う業者のこと。
言葉として知ってはいたものの、エヌアイアーと略されたら???だった。

SIer(System Integrator)
情報システム構築から運用、保守までを一括して請け負う業者のこと。
言葉として知ってはいたものの、エスアイアーと略されたら???だった。

Gartner
この会社の調査結果があると、その製品はかなりの信頼性があるということのようだ。
IT分野の格付け会社のようなものか!?


スゴい、感じたこと
MITSUBISHIの参考出展でハンズフリー認証技術で、首から下げたタグで複合機が使える
というのがあった。従来のように複合機にわざわざカードをかざさなくて済むのだから、
まさに痒いところに手が届くサービスだと思った。
実用化済の入退室管理を応用、こうした何気ない一手間を省く工夫がいいね!である。

あと一歩、と感じたこと
別のブースでBYODで勤怠入力というサービスがあった。こちらはサーバが管理する
データには位置情報も載るので、法的にも有効な客観的データとして活用、不当な労働が
なくなるという類の説明があった、ような気がする。(あまり覚えていない)
まさに客先常駐でソフトウェア開発を行うような自身のスタイルに当てはめるとぴったり
という説明だった、と思う。 しかし、各自の端末のブラウザから入力するのなら、
自席で勤怠システムにアクセスして手入力するのとさほど変わりがないように感じた。
結局、最終的にどこかのマスタと照合するのは人チェックが必要なのだろうと思ったり
どうも先ほどのハンズフリー認証と組み合わせたり、さらに客先-自社間の勤怠管理
までもが連携すると、より良いサービスとしてアピールできる気がしてならない。


せっかくなので、参加したセミナー写真の一部を掲載。




Duncan Campbell(Vice President) のインフラ話

ランチボックスという名のお洒落な昼食付 !







 自動化≠スクリプト化

 重要なのは自動化のための共通化(標準化)







今やるべきはSDNへの移行ではなく、 

SDNへの準備を粛々と進めることが正解の様子





今回は展示会メインで攻めてみたので、セミナー写真は極端に少ない。。。
事前登録が遅かったため、ほとんどのセミナーはWebからの申し込みが終了していたが、
実は全部当日申し込みでも入れたりしたのではないか、と思った。
いくつかは断念したというのに!

あと、初日はももいろクローバー Zが来ていた。
17時30分ごろから、メインシアターで報道陣向けのインタビューをしていたので
それほど混雑していなかったこともありチラ見。おぉ、あれが芸能人か...
ちなみに、撮禁のため写真なし。
 
ipod miniやら、タブレットやら、プリンタやらメガネやら、たくさんの抽選会があって
ほんのちょっとだけ期待するも、何も当たらなかった(^_^;)

こうして、各社3日間で集めたアンケートというビッグデータは、提案している得意の
クラウドにある多数のサーバが分析し、また次のビジネスにつなげていくのだろう。
ふとそんなことを考えた。

それにしても、HPの大盤振る舞いがハンパない!!

  
総評
展示されている各ソリューション、たとえ自社で活用する機会がないとしても普段考えも
しない最新の様々な情報技術について学ぶことができる。
ついにここまで来たか、という技術の進歩を目の当たりにして、驚きのあまりゾクゾク
すること必至。^^
ただし、セミナーを受けるにも、ノベルティをもらうにしても、とにかく名刺が必要となることが
多く大量に用意しておかないと、すぐに無くなっていちいち手書きになる。かなり面倒(>_<)
名刺がないなら、ノベルティやんないもんねっというケースもあった。

あと超大量に配布されるパンフレットの類を持ち帰らせるべく、袋はたくさん手に入る。
しかし、コンパニオンの方々が美人だからと全てもらっていては荷物が増えて大変だ...

また、CEATECとは違い、ブースにいる彼らは商談の流れに持ち込む気満々だ。
あまり興味本位で近づいても、結構去り際のタイミングが掴みづらくなってしまう。
本当に用がある場合を除き、何かこの辺のことについてご興味でも、などど言われた時は、
早めに魔法の言葉 『いろいろな情報収集の段階です』 で立場を明確にしておくと吉。

かなりの重量になるパンフレット&ノベルティを持ちながら、会場内をグルグル歩き回る
体力が必要なのは言うまでもない。
まったくの余談であるが、幕張メッセのようにトイレの個室に困ることがないように思った。



オマケ
先日のCEATECで見かけた美人さんを本会場でも発見!!
これは運命か!?の勇気を振り絞っての一枚。(笑)
撮影条件が非常に悪く、素敵さが十分に伝わらない...(+_+)




  仕事柄いろいろな所に出没するそうです。^^

2013年10月13日日曜日

C++ コンストラクタの応用

クラスの中には、複数のコンストラクタを作ることができます。^^
こうすると、複数の方法でオブジェクトの初期化ができるようになります。
オーバーロードの機能を使って、クラスの中に複数のコンストラクタを定義する例を
見ていきます。

class PeachBox {
public:
    PeachBox();                           //引数の異なる二つの
    PeachBox(int num);                //コンストラクタを宣言する
        :
};
        :
PeachBox::PeachBox()               //引数のないコンストラクタ
{
    m_total = 0;                           //変数m_totalを0で初期化する
}

PeachBox::PeachBox(int num)    //引数を一つ持つコンストラクタ
{
    m_total = num;                       //渡された引数を変数m_totalに代入する
}
        :
        :
int main(void)
{
    PeachBox myPeachBox1;          //もちろん引数なしの方のコンストラクタが呼ばれる
    PeachBox myPeachBox2(5);      //こちらは引数ありのコンストラクタが呼ばれる
        :

つぎに、動的にオブジェクトを生成する場合の例です。
引数を持つコンストラクタを呼び出して、動的にオブジェクト生成する場合は
以下のようになります。

class PeachBox {
public:
    PeachBox();
    PeachBox(int num);
        :
};
        :
        :
int main(void)
{
    //どちらも引数ありのコンストラクタが呼ばれます^^
    PeachBox myPeachBox1(12);
    PeachBox *pPeachBox2 = new(std::nothrow) PeachBox(6);
        :

このように引数の型と数に対応したコンストラクタが呼びだされます。
さすがC++といったところでしょうか(^_^;)

デフォルトコンストラクタ
コンストラクタは必須ではありませんので、プログラム中にコンストラクタを記述しないという
ことも可能です。その場合は、何もしないコンストラクタが自動的に用意され
呼び出されています。これをデフォルトコンストラクタといいます。
なお、デフォルトコンストラクタは、引数を持ちません。

今日の名言
兄弟よ、困難は偉大な心を育てる乳母である。この厳しい乳母は、揺り籠を手荒く
揺すって、その養い児をたくましい、均整のとれた体の子に育て上げるのだ。
                                 ウィリアム・カレン・ブライアント

熱中は単なる上っ面だけのモノでなく、内面から働きかける。熱中は、自分の
取り組んでいる事柄の何かある一面に心底からほれ込む場合に、生まれてくる。
                                 デール・カーネギー

あらゆる失敗は成功に向かう第一歩である。どこが間違っているか判明するごとに、
我々は真実に向かって一歩ずつ進む。一回経験するごとに、うっかり犯してそうな
失敗が一つ姿を消す。それだけでなく、何かを企てて完全に失敗に終わる事は、
めったにない。また、じっくり考えて得た理論であれば、どんな理論でも完全に誤って
いるということはない。うっかり犯しそうな失敗にも、真実を探求して得られる魅力が
必ず潜んでいる。
                                 ウィリアム・ヒューエル

2013年10月8日火曜日

CEATEC JAPAN 2013 minority report

最先端IT・エレクトロニクス総合展 CEATEC に行った

数々の素晴らしい技術に感銘を受けたとともに、無限の可能性を感じ

ビジネスの本質を垣間見たような気がした記録


10/2(水) 雨
スマート社会のインフラとなる通信技術


IT・エレクトロニクス産業は自動車業界と並ぶ
日本の基幹産業である。

小型化から、高信頼性、複合化、薄型化へ

医療・ヘルスケア分野 市場規模の拡大が見込まれる事業

今後伸びそうな国:ブラジル、ロシア、インド


サービスの多様性とトラフィック量の増大
2007年から2017年でおよそ200倍程になると見積もられている

暮らしのあらゆる危機に通信機能が導入される
 ・AUTOMOTIVE(車車間通信、都車間通信)
 ・HEALTHCATE & MEDICAL
 ・ENERGY & ENVIRONMENT

MiraCAST スマホとナビの画像情報共有

人口増加に伴い、インターネット接続ツールも増大
センサと無線の融合


ソフトウェアの信頼性向上に向けた取組


様々なサービス・製品がつながり、何の不安もなく
自在に活用できる新たな社会を実現する。

拡大するリスクからの想定外のダメージを防ぐ
ために見える化、測る化  
実現すべき信頼性、セキュリティの
目標を共有する



ソフトウェアを含む情報処理システムの特徴
ソフトウェアは目に見えず、プロジェクトの状況も目に見えない。
そのため利用者はソフトウェアの品質を確認できない。

適切な開発プロセスと技術的な根拠を事実に基づき説明し、
品質目標を満足していると示す必要がある。

情報セキュリティ サイバー攻撃で急増するインシデント

組み込みソフトウェアとは、固有の機器の機能を実現するソフトウェアである。

開発の課題
設計品質向上、開発コスト低減、開発期間短縮、生産性向上

製品出荷後の不具合の47.6%がソフトウェアの品質不具合


ソフトウェア品質の見える化「PSQ認証制度」


ソフトウェア品質特性を満たしていることの
指標のひとつとして
PSQ認証を取得しませんか?という話であった。
これは日本発の取り組みで、
導入実績はまだ少ないようであった。





サイバーフィジカルとメニーコアが創出するイノベーション



人、機械、社会の調和

マルチコア:コアを数個並べる、周波数は上げない
メニーコア:コアを数百から数千個並べる、周波数は下げる

自動車の自動走行実験
ライフ、グリーンイノベーションを起こす


コンピュータ(ハードウェア)の遷移 ワンルーム→ワンボックス→ワンチップ
クラウド化、ビッグデータの取り扱い

メニーコアでの並列処理についてforの2重ループを実際にどのように
処理しているかを質問しそびれた...


組み込み系ソフトウェア開発の課題分析と提言
~日本の組み込み開発を成功に導くアーキテクトとは?~(JEITA調査結果報告)



いつ本題に入ったのかがわからない...アーキテクトという単語を連呼していたが、
そもそもアーキテクトとはという話があってもよかったのではないかと思う。
組み込みアーキテクトは重要です。アーキテクチャー設計をしないとプロジェクトが
うまく回りませんよ、という話だったような気がする。






で、帰りは雨もやんでおり、虹が出ていた。^^






10/3(木) 晴れ
IEEE GCCE基調講演「Future Directions of CE」 / 「時計か?めがねか?」



講演そのものは英語だが、同時通訳機でさらに
英語を聞いてリスニング強化を目論んだ。
スライドがあるとはいえ、
もちろん理解しきれるわけはない (^_^;)





My Car, My Way  スマホと連携したナビで Hybrid Cloudという構図が来るらしい。
Mobile Driver ←→ Internet Cloud
           ↑        ↑ 
           ↓        ↓ 
            Personal Cloud

Automated driving
Consumer Health

なぜか4K/8Kってどう思うみたいな、それは講演内容から逸れたことを聞いているのでは
という質問が出ていた。
少なくともスッゲェ魅力的という回答はしていたんじゃなかろうかとは思う。

The Future is Waiting for us!   だそうだ。

そして次に、沢山のウェアラブルデバイスを身につけている大学の先生の講演があった。
Wearable Computing展望
 ・Action Car           
 ・Bracelet type        activity tracker
 ・Google Glass        HMD
 ・Apple iWatch?   Smart Watch
 ・Another Genre      Life Log

課題
 ・痛くならない、熱くならない
 ・バッテリーは一週間以上長持ち
 ・耐久性 衝撃、防水
 ・充電のタイミング

大事そうな!?キーワード
デバイス連携
 スマホ、HMD、ウェアラブル、クラウド
Augmented Reality(拡張現実)

解決すべき課題
 ・安全性の問題 身につけることで注意力が散漫になりはしないか?
 ・社会問題    何でも映像で記録できる。撮られたくない人やモノに対してどうする?

個人的には時計だろうと思っていたが、結局どっちもというのなら、
時計か?めがねか?などという究極の選択を煽るような書き方は
やめてもらいたいですな。(見事に引っ掛かった)

今のスマホと時計の連携が、時計とめがねの連携に移り変わっていくだろうとのまとめ。


4Kソリューション:ローデ・シュワルツからの提案



ハイビジョンからスーバーハイビジョンへ
 ・4K2K(4096x2160) 12Gbps at 60fps
 ・8K(7680x4320) 48Gbps at 60fps
8Kもの映像という情報量の多いコンテンツを
どのように伝送するかという、
伝送方式が課題となっているようであった。
そして新しい圧縮技術として、HEVCの存在を知る。 
なんと、8Kの48Gbpsもあるデータが75Mbpsにまで圧縮されるようである。


iPhone5Sの指紋認証やコンテンツ保護に活躍するTrustzone



Trustzoneとは?
ペリフェラルのリソースにセキュアモード専用属性を持たせ、ユーザモード動作時の
アクセスに制限を加えることができるシステム

機器がネットワークにつながる時代になり、
セキュリティが重視されるようになった。


アプリケーション開発における問題点
 ・外部からの脅威 ウイルス、 不正アクセス 
 ・内部の脅威    不正コピー、 誤操作、 リバースエンジニアリング
 ・外部への流出  個人情報

ハイパーバイザー構成
例えば、LinuxとμITronという具合にそのシステムでOSを2つ動かし、セキュアな情報処理は
信頼性のあるμITronでのみ扱い、それ以外をLinux側が担当するというものであった。

実際にブースまで行き、車載メーターのデモを見た。
速度や燃料の残量といったデータ取得をμITron側が制御し、それをGUIで表示制御するのが
Linux側というものであった。たとえ、何らかのトラブルでLinux側が落ちたとしても、表示は
一時的にチープになるが、システムとしては生き残っているため、μITronがLinuxを再起動し、
計器類が正常な表示に戻るという仕組みを実現できるとの説明を受けた。

既に、似たようなシステム開発を経験していたが、そのときは気付かず、ただスゴいと思った。


10/4(金) 曇り
V-Lowマルチメディア放送 1day コンファレンス



何も知らずに参加したため、そもそもV-Lowとは何か?という疑問がずっとあった。 
後で調べて、超短波(VHF:Very High Frequency) のLowバンドのことであると判明した。
要は、地デジに移行が完了し、今までアナログで使用していた帯域を有効活用しようという
計画が進んでおり、大分準備も整ってきましたので、このビジネスに参入しませんか?
みたいな話だった。
V-Lowは地方ブロック向けのラジオのデジタル化をサービスとして
提供するらしかった。ちなみに、V-Highの方は既にNOTTVとしてサービスが提供されている。 
 
おもしろかったトラフィックの話 
技術開発で回線が太くなっても、いずれコンテンツが充実してくるとまた回線が詰まる。
その対策として、新しい技術を開発するが、もっとリッチになったコンテンツでまた回線は詰まる。
このいたちごっこが繰り返され進歩していく。

大事そうな!?キーワード
通信と放送の融合
放送の三要素(インフラ、ソフト、受信端末)


これ以上聞いてもどうかと判断し、午前中で退席、あとは展示会の方を楽しむ。
こうして、3日目にしてようやくブースをじっくり回ることができた。


総評
やはり目を惹くのが、大手各社のテレビ事業についてである。
あまりの映像美に魅了された。



スマホやタブレットをいじるのはもちろん、ジャイロセンサによる不倒ロボットを見たり、
ピエゾ素子のスピーカを手に当て音の出力を確かめてみたりもした。



また、セロファンのような極薄ガラスのロールや、見えないガラスの展示はとても興味深かった。
そして、これもビジネスになりえるのかと思う、よく分からない小さな部品やコネクタ、検査機構。
とにかく見どころ満載、 貴重な体験もでき、一日中居ても飽きることはないのではと思った。

コンファレンスはどちらかというと経営責任者向けの宣伝色が強いので、
技術者ならば参加するものを厳選し、展示会メインで攻めるのが吉。

魅力あるブースが多数あり、色々見て回るためには、一日ではとても時間が足りない。
それこそ、ディズニーランドのアトラクションを効率的に回るような計画性が必要かもしれない。

また、感動を記録するデジカメと広大な会場を歩きまわるための体力が必須である。




オマケ(^_^;)