CとC++の関係
C++はCの機能を拡張した言語であると説明しました。
そのためCの文法や関数は、ほとんどそのままC++で使うことができます。
例えば以下のような、Cの超有名なプログラムは、C++でコンパイルしても、実行できるのです。
超有名!?なプログラム
#include <stdio.h> main() { printf("Hello, Work!\n"); } |
いいですか、Hello, World! ではなく Hello, Work! ですよ(*´艸`*)
やるぞ、プログラミングって意気込みを表現しています。
#include <stdio.h> は printf()関数を使うために必要です。
printf()関数で文字列を表示できます。
\nは改行です。(バックスラッシュとエヌで表記します。)
このプログラムをTerminalで hellowork.c というファイル名で作成します。
1. Ubuntu の Dash Home から Terminal を検索し、クリックして起動
2. gedit hellowork.c と入力するとエディタが起動するので上のプログラムを入力
3. 保存して閉じる
コンパイル&実行結果
Cではコマンドラインでの入力は以下のようになります。
cc -o hellowork hellowork.c
意味は、hellowork.c というプログラムをコンパイルし、hellowork という実行ファイルを作成せよ。
そして、C++ではこうなります。(拡張子を.cppにしたファイルを作成してください。)
g++ -o hellowork hellowork.cpp
こちらの意味は、hellowork.cppというプログラムを...(以下略)
最初のコマンドが Cだとcc、C++だとg++ になるという違いがあります。
-o の後に実行ファル名を指定できます。
なるべく分かりやすい名称にするとよいと思います。
注)もし、g++ がないと言われたら... 簡単です、インストールしてください(^_^;)
root@ubuntu:~# g++ -o hellowork hellowork.cpp
The program 'g++' can be found in the following packages:
* g++
* pentium-builder
Try: apt-get install <selected package>
root@ubuntu:~# apt-get install g++
実行についてですが、ドット スラッシュ プログラム名 で作成したプログラムの実行となります。
こんな感じです^^
root@ubuntu:~# ./hellowork Hello,Work! root@ubuntu:~# |
どうでしょうか、簡単ですね。
効果的な学習のために、見るだけでなく実際にやってみることが、とても大事です。
最後に超有名!?なプログラムをC++で書くとどうなるか、を記載してみます。
C++版超有名!?なプログラム
#include <iostream> main() { std::cout << "Hello, Work!" << std::endl; } |
使用するコンパイラは g++ の方ですので注意してください。
#include <iostream> は std::cout(), std::endl()関数を使うために必要です。
std::cout()関数で文字列を表示できます。
std::endl()関数で改行できます。
実はこれらの超有名!?なプログラムは 開発者としての心構えが不足しています。
次回はそのあたりの話をしたいと思います。
今日の名言
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トーマス・E・ウィルソン
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